ブランディングを学ぶ
起業初期にうまくいかない……原因の”2つの壁”とその対処法とは?
起業して、だんだんビジネスがステージアップしていくと、節目節目でぶつかる壁が違います。
今日はその中でも、一番最初の、起業初期でぶつかる2つの壁についてお話します。
目次
起業初期うまくいかない原因1:無価値感
まず一番最初は、自分には何もないという【無価値感】に襲われることです。
どういうことかというと、
・こんな普通の自分を必要としてくれる人なんていないんじゃないか
・あんなに既に活躍している人がいるんだから、もう私のことなんて誰も必要としないよね
というように、既に活躍しているすごい方や魅力的な方などと比べて「なんだか自分には何もない……」と無価値感を感じることがあります。
私も起業初期に、この気持ちを持っていました。
「人と比べない」「みんな違ってみんないい」というのはナチュラル・ブランディングで大切にしている価値観ですし、元々私自身の人生においても、ビジネスのテーマとしても大事にしてきました。
でも、すごい人を見た時につい、「あの人・あのサービスのほうがすごくて私はそれより劣ってる」というような気持ちになることもありました。
他人と比べてしまう無価値感からの脱却方法は?
ではどうやってこの無価値感から脱却するか。
それは、フォーカスするベクトルを、自分ではなくてお客様に向けることです。
どういうことか説明していきますね。
「あの人みたいにできない……」と自分と他者を比べることではなく、目の前のこのお客様の為に自分が出来る事は何かを徹底的に考えて実行する。
そこに全エネルギーを集中させるのです。
すると自然と比べることがなくなり無価値感から抜け出せます。
そもそも、お客様(になり得る方)は、悩んでることがあったり、今の現状に問題があったりして、それを解決するために何か方法はないかと探しています。
そして、極論ですが、解決できるのであれば誰でもいいわけです。
商品やサービスだって、解決できればどんなものでもいいのです。
悩みを解決して理想の状態になればいいわけです。
だから、この人がすごいからお願いするというよりも、とにかく解決できる人にお願いしたいんですよね。
そう考えるととにかく「お客様のお悩みや問題を解決するために、自分ができることは何か」に全エネルギーを集中させていくのみなのです。
そうすると、本当に雑念が消えていきます。
お金をもらうことへブロックがある場合の考え方
起業初期には、「自分にお金を払ってもらっていいのか」と不安な気持ちになることもよくあります。
でも実は、お客様はお金を払いたがっているのです。
悩みや抱えている問題を解決できるのなら喜んで払いたいと考えているので、お金を払うことを決してネガティブに思っているわけではないのです。
もちろん誰に対しても払いたいわけではなく、解決できる人・商品・サービスには払いたいということです。
だから、とにかく悩みや問題をしっかりと捉えて、自分がそれを解決できることをしっかりとわかりやすくそれをお伝えする。
そこに集中するといいですね。
さらに言うと、お客様は、すでに活躍していて有名だったり長く続けてきたり、そういう人に大きく価値を感じるかというと、そうとは限りません。
とても有名な方に価値を感じる人もいれば、逆に「有名な方だと自分には恐れ多くて緊張してしまう、だからもっと親しみやすい身近な距離感で教えてくれる人がいい」と感じる人もいます。
そもそも、価値があるかは受け取る側が決めるもので、提供する側ではコントロールできない。
それならば、自分ができることをすべて出すことに集中するのみです。
それが、無価値感からの脱却のカギになります。
起業初期にうまくいかない原因2:完璧主義
そして、1つ目とも絡みますが、壁の2つ目は【完璧主義が邪魔をしてなかなかスタートできない】ことです。
商品やサービスを作っていく際に、まだこのような不完全な状態では世に出してはいけないのでは?と、なかなかスタートできない方も実際にたくさんいらっしゃいます。
そういう時は「もっと高めたい・良いものを届けたい」と理想を目指す気持ちは大切にしながら、今できる一歩を踏み出すということが大切です。
完璧主義から抜け出す考え方1:有名な人だって最初の一歩があった
よく考えてみると、すでに活躍して有名になった人たちにも、最初の一歩はあったのです。
その最初の一歩を見ず、今すでに活躍してるという結果だけを見て比べて落ち込むのはナンセンスだと思いませんか?
もちろん、私もすごい人を見た時に「私なんて……」と思うときもあります。
でもすぐに、自分に対して「これはいわばタイムラグだ」と言い聞かせるようにしてます。
実際、私が起業しようと決めた時にもう既に活躍している人がたくさんいらっしゃいました。
そして、その人たちが起業を決めて動き出した時に自分が何をしてたかを思い返してみると、起業なんて頭に1ミリも浮かんでいなかったんですよね。
育休後に会社へ復職して、一番やりたかった仕事を手掛けることになり、これこそがやりたかった仕事だ!と燃えている時でした。
だから、起業のキの字もなくて会社の仕事に燃えてる頃に始めていたあの人と自分とを比べても、それは違うに決まってると納得しました。
タイムラグがあるので「その人の今」と「私の今」を比べるのではなく、過去のその人の始めたばかりの頃を見る。
そして今の私で一歩一歩積み重ねていこうと思うと、心がスーッと楽になった経験があります。
もちろん、走り続けてきた人は強いです。
だから、いきなり一足跳びに、これまで努力を積み重ねて今うまくいっている人たちと同じようにはいかないことも多いです。
でも、だからといって自分はお客様から選ばれないとあきらめる必要はありません。
今できることをしっかりやっていくという視点を忘れないでほしいです。
完璧主義から抜け出す方法2:ブラッシュアップを前提に今のベストを
そして、完璧主義だと、まだまだこのような商品でお客様にサービスとして出していいのかという不安な気持ちが出やすいです。
でも、商品やサービスは、一度作ったら完璧というものではないのです。
常に、そしてずっと磨き上げるもので、私は永遠に完璧な状態にはならないと考えてます。
サントリー時代も、商品を発売したら、必ず毎年リニューアルしていました。
これらの商品の場合は、もちろん未完成のまま出しているわけではなく、発売時に今のベストだというものを出しています。
それでももっともっと磨ける余地はあるのです。
ですから、
自分がサービスを提供するときにも、最初から完璧を目指さない。
そもそも完璧には永遠にならないから、今できるベストでいってみよう。
と、まずは始めるのがとても大事です。
とにかく一歩を踏み出さないことには、何も始まらないので、完璧主義の理想を目指すその気持ちは大事にしつつ、今できることから始めてみましょう。
起業初期の2つの壁を乗り越えるオススメの方法:モニターから始める
そしてこの無価値感や完璧主義という2つの壁を乗り越えるのにオススメなのがモニター募集から始めることです。
モニターからスタートすることで、2つの壁を簡単に突破できるのです。
どうしてモニターから始めることで、起業初期の2つの壁を乗り越えられるのかは、次回解説していきますね。
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