ブランディングを学ぶ
自分に合った起業の始め方とは?-起業ファーストステップ Part1-
今日は自分に合った起業の始め方についてお話します。
起業ってここ数年でグッと身近なものになりましたよね。
以前だったら起業というと「ギラギラ野心溢れる方がたくさんの資金を集めて最初から会社として始める」、そんなイメージだったんじゃないでしょうか。
だから私自身も、起業は自分には全然関係ないものと思っていました。
でも今は、最初から銀行などに融資をしてもらったり、大きな設備投資をしたりしなくても、リスクゼロで小さなところから始められるようになってきました。
その理由をまず最初にご説明していきますね。
目次
起業が増加しこんなに身近になった理由
それは、ソーシャルメディア(SNS)をはじめとしたWEBが大きく発展したこと。これに尽きると思います。
私も現在YouTubeやInstagramなどで発信していますが、このWEBの発展・SNSの発展によって、元々は情報の受信者でしかなかったイチ個人が、発信者にもなれるようになったのです。
SNSやWEBがここまで発展する前は、基本的に情報と言えばパワーのあるところ、例えば大企業が発信するものでした。
テレビCMや新聞、雑誌、電車の中で広告を出すことで認知をしてもらい、そこから興味をもってもらって販売につなげるというやり方が中心です。
けれども今は、小さな企業や個人でもお金をかけずSNSやWEBを通して認知してもらい、そこから興味をもってもらってサービスや商品を販売することができる時代になった。
これが、こんなにも起業が増え身近になった理由です。
ご近所だけでなく世界が商圏になる時代
私のクライアントさんも今は、日本に限らず世界各地にいらっしゃいます。
以前だったら、例えばピアノ教室の先生なら「自分の教室に通えるのは半径何キロ、その範囲が商圏」と捉えていました。
今は、その範囲に限らずその教室を知ってもらうことができます。
教室に通うという形だけでなく、オンラインでサービスを提供することも可能です。
この例からもわかるように、日本に限らず、世界の人たちがお客さま候補になる時代に入り、世界とつながる仕事ができるようになりました。
こうした理由から、個人もリスクなくビジネスを始められる時代なんですよね。
ビジネスを始めるのに必要な2つのものとは?
でも「起業に興味はあるけれど、具体的に何から始めたらいいかわからない」という人は多いのではないでしょうか。
実際に私のところによくいただくご相談の1つです。
ここで知っておいていただきたいのが、「ビジネスを始めるのに必要な2つ」のことです。
その1つは、商品やサービス、つまり【売るものを作る】ということ。
そしてもう1つが【売る相手を作る】ことですね。
お客様を作る、あるいは見込み客と言うこともあります。
売るもの(商品やサービス)と、売る相手。
この2つを作ることが、ビジネスを始めるのに必要になってきます。
その上で、この2つの両輪をうまく回すことで、ビジネスが順調に滑り出します。
起業にあたって商品やサービスがない……ビジネス初心者にオススメの起業の始め方
多くの人は「じゃあ何を売る?」「私には何ができる?」と、売るものを作るところで最初に頭を悩ませます。
でも「売るものを作る」部分は、必ずしも自分でやらなくてもいいんです。
どういうことかご説明しますね。
実は、自分ではなく誰かが作った商品やサービスを売ることでもビジネスはできるんです。
「自分で何かやってみたいけれど何ができるか分からない」
そういう人は他の人が作ったものを売ることで、価値を生み出してお金をいただく。
ビジネスの1つの形として、最初のスタートに向いています。
メルカリなどの物販は、価値を作って売るビジネスの基本が体感できる
具体的には、ビジネスの初心者向けだと物販(物を販売する)があります。
そして一番身近なのは、メルカリなどプラットフォームを利用して不用品を売ることです。
メルカリなど不用品を売るのは、価値を作るのを一番を体感しやすいものだと感じています。
不用品は、自分にとっては価値がなくなってしまったものですよね。
その不用品を、写真撮影など必要な準備をして、こんなものをお渡しすることができますと自分で値段をつける。
それに対して、価格とそれに対応する価値が見合うと感じたら相手が買ってくださる。
これはマーケティングでいう「価値を作って売る」をまさに体感できる、1番シンプルで分かりやすい方法です。
▼わかりやすいマーケティング基礎講座はこちら
ちなみに私自身も、2人目の子どもの育休中にこのメルカリにはまった時があります。
2人の子どもがいて上が女の子、下が男の子なんですが、妊娠するまで下の子が女の子か男の子かわからない。
だから女の子が生まれたらまた使えるようにと、洋服を丁寧に洗濯してキレイにし、大事にとっておきました。
2人目は男の子とわかり、本当は大事にしていて自分にとってすごく価値あるものだけれど、使えない。
つまり価値がなくなってしまった、いわば”ゴミ”に変わってしまったんです。
ただ私にとってはとっても大事な思い出が詰まっていて大切にとっていたし、まだまだ使えるもの。
これをゴミにして捨てるのはすごくもったいないし、やるせないと思いました。
そこで、メルカリで「こんな状態の商品です」と書いて値段をつけて販売してみました。
そうしたら、自分にとっては捨てるかどうかで迷ってたものが「こんなに良い状態の商品をこんな安い値段で売ってくれてありがとう」とすごく喜ばれたのです。
その時に「自分にとっては価値がなくなってしまった、価値が作れなくなってしまったものが、他の人にとって価値に変わるのはすごく幸せ」と感じました。
それで、1ヶ月で家の不用品だけで最終的に10万円ほど販売したというわけです。
このように、相手にとっての価値を作って販売することはビジネスの基本です。
物販は、このビジネスの基本を体感として一番得られやすい方法です。
物販に限らず、他の人が作った商品で自分がすごくいい・好きだと思う商品を販売する販売の代行も、同じように価値を作り売ることができればビジネスになります。
例えば、アフィリエイトやセールスの代行も十分ビジネスとして成り立たせることができます。
物販やアフィリエイト、販売代行をビジネス初心者にオススメする3つの理由
ビジネス初心者にオススメな理由は、3つあります。
商品開発をしなくていい
商品開発にはかなり時間がかかります。
特に、自分の経験などを生かしたサービスとなると、自分自身の棚卸しだけでも結構時間がかかるんです。
そういうことをしなくても、売る力、つまり価値を作る力があれば売れる。
商品開発しなくても始められるのが一番の利点ですね。
メンタルブロックなく売れる
自分が作った商品だと、多かれ少なかれ「本当に大丈夫か?」と不安な気持ちが出てきます。
自分のサービスや商品と、自分自身が密接に関わってくるのでメンタルブロックが生じやすいのです。
その点、他の人が作った商品だとそうした心のブレーキがかからないで済みます。
もともと自分がいいと思っている商品なので、自分の自信のなさは関係なく「これはいい」と相手に価値を伝えられる。
このように、メンタルブロックなく売れるのはとても大きな利点です。
マーケティング脳を鍛えられる
自分にとっての価値ではなく、相手にとっての価値を作ってそれに対して対価をいただく。
とてもシンプルな構造なので、これを体感として学べるのがいい経験になります。
▼マーケティングを恋愛に例えて学べる記事はこちら
気軽に最初の一歩を
こういうところから最初の一歩を始めてみるのもいいと思います。
意外とメルカリなどの不用品販売は、ビジネスをしている感覚なく、気軽に始めている人もたくさんいますよね。
私も育休中はそんな感覚だったので、そういうところからなら自分もできそうと踏み出しやすいかと思います。
でも、私のところにご相談に来る方は、他の人が作ったものではなくて、「自分を生かした何かで起業したい」というご相談が多いんですよね。
そういう方が最初に何をしたらいいかは、次回「自分に合った起業の始め方 続編」でお話していきます。
今日のお話を動画で復習したい方、
続きが早く知りたい!という方は、
▼こちらのYouTubeをどうぞ!