ブランディングを学ぶ
起業で失敗する人の3つの共通点と、その対策とは?
今は、インターネットやSNSが発達したことに加え、会社でも副業が解禁されるなど、以前に比べて個人でビジネスをする環境が整ってきていますよね。
その一方で、起業して3年以内に廃業する率は、実は7割にも及ぶそうです。多くの人が、起業しても3年以上続けられていないというのが現実……
そこで今回は、”起業して失敗する人の3つの特徴・共通点”と、失敗しないための対策についてお伝えします。
目次
完璧主義が行動を止める!大切なのはテストマーケティング
まず1つ目の共通点は、”完璧主義”であるということです。
起業して、最初からいきなり順調に進むことは、なかなかありませんよね。うまくいかなくて当然です。
でも完璧主義の人は、商品やサービスを”完璧な状態にしてから世の中に出そう”という気持ちになりやすく、”とりあえずテストマーケティングをしよう”とトライすることを避けてしまいます。
そのため、最初の一歩に遅れをとったり、商品のブラッシュアップに時間を要してしまいがち。
大企業であれば、1つの商品の販売に何億という多額の費用をかけているので、テストマーケティングもじっくり時間をかけて行う必要があります。
でも個人の場合は、そこまでお金をかけることなく、テストマーケティングを次々に実践できますよね。それが、大企業にはない個人ビジネスの1番の強みなんです。
完璧な商品ができてから動き出すのではなく、個人ビジネスの強みを最大限に活かして、”まず動く!”ということを意識してみましょう。
トライ&エラーを重ねることで商品がますますブラッシュアップされ、お客様に届きやすくなりますよ。
3C分析は必須!お客様と競合他社をリサーチしよう
2つ目の共通点は、”リサーチをしていない”ということです。
「好きなことで起業したい」と思ったときに、自分自身の棚卸しや深掘りは一生懸命する方が多いのではないでしょうか。
でも、
「お客様から本当に求められているのか?」
「自分と似ている他の人のサービスと、どう差別化できるのか?」
など、ターゲットとなるお客様や競合他社の分析を行わないと、独りよがりな商品・サービスになってしまいます。このリサーチが不充分なまま、いきなり起業する方が意外と多いんです。
①自社の商品・サービス、②お客様、③競合に対するそれぞれの分析は、マーケティングの世界では”3C分析”と呼ばれ、ビジネスにおける最も基本的な要素の1つ。ここをしっかりと押さえた上でスタートするのが大切です。
3C分析については、こちらの記事で詳しく解説しています。
マーケティングの3C分析とは?基本のフレームワークを徹底解説!
継続は力なり!起業で失敗する1番の原因は”諦めること”
3つ目の共通点は、”結果が出る前に諦める”ということです。
これが、3つの中で1番のポイントかもしれません。
最初からビジネスが軌道に乗ることは難しいと先にもお伝えしましたが、うまくいかないときも、挑戦して改善を重ねていけば必ず結果は出るもの。
でも多くの人が、失敗や挫折を乗り越えられず、結果が出る前に諦めてしまうという現実があります。
私が尊敬している女性社長のインタビューで、「長年会社を続けてこられた秘訣は何ですか?」という質問がありました。
それに対して、こんな風に答えていたんです。
「困難に遭っても諦めずに、10年踏ん張り続けてきた。ただそれだけです」
周りを見渡しても、10年間続けてきた人はいなかったそう。
苦しい状況でも挫けず、小さな一歩を積み重ねてコツコツと続けていくことは、最終的には大きな結果につながります。
“起業して3年以内の廃業率は7割”ということからもわかるように、10年どころか、3年続けるのも至難の業。
失敗して諦めたくなっても、改善すれば必ず結果が出ると信じて、”続ける”ことを意識するだけで結果は変わってくるはずです。
今ビジネスで成功している人も皆、最初は失敗したり、躓きながらも改善を重ねてきた人ばかり。1歩ずつ、諦めずに進んでいきましょう。
おわりに
いかがでしたか?最初から完璧を目指さず、しっかりとお客様や競合のリサーチをしたら、あとはPDCAサイクルを回しながらコツコツ行動し続けるのみ。
起業で失敗しないために、この3つを念頭に置いて、実践してみてくださいね。
今日の内容を動画で復習したい方は、こちらの動画をご覧ください。