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ブランディングとは?

ビジネスをしていると、「ブランディングってなんか大事らしい・・・」ということを聞いたことがある方も多いのでは?
でもいざ、「ブランディングって何?」と聞かれるとよく分からないものですよね。
ブランディングとは、Branding=「Brand」 +「ing」。
つまり、「ブランド」を「育てる」活動を指しますが、そもそもブランドって何だろう?ということについて今日は書きたいと思います。

ブランドづくり=価値づくり

商品開発がやりたくてサントリーに入社し、念願のマーケティング部門に異動して「ブランドマネージャー」という職種に就いたのは入社4年目のことでした。

「よし、いい商品作るぞー!!」
とフンフン鼻息荒く前のめりだった私に、大尊敬する上司が言われたこの言葉が今でも強く心に残っています。

「私たちは、モノを作っているのではない。
お客様の心の中にある『価値』を作っているのよ。」

ものづくりのメーカーに入ったのに、モノを作っているのではない!?!?
心の中にある「価値」を作るって、どういうことーーー!?
頭をハンマーで殴られたかのような、衝撃でした。
でもここから、ブランディングの奥深さに魅了されていったのです。

ブランド=高級品ではない!

そもそも、ブランドとは何でしょうか?

「ブランド」と言われてパッと頭に思い浮かぶのは、ヴィトンとかプラダとかいわゆる「ブランド品」と呼ばれる高級品だったりもしますよね。
でも、ブランド=高級品ではありません!

例えばチロルチョコやガリガリ君は、決して高級品ではないですがロングセラー商品でコアなファンも多いですよね。
こういった商品は「ブランド」であると言えます。

じゃあブランドって何かというと、私は
「ある人にとっての特別な存在であること」
だと定義しています。

「ブランド」というとロゴなどを思い浮かべる方もいますが、ロゴや色、デザイン、ネーミング、キャッチコピーといったものはあくまでも商品やサービスとお客様の記憶を繋ぐ「記号」。

そういった「記号」はブランドを可視化した「装い」であり、本質的には「他のものと違って、なんかいい。」という感情の蓄積が「ブランド」であり、その感情を育てることが「ブランディング」なんですよね。

ブランドは、事実ではなくきわめて主観的な認識

ブランディングに取り組むにあたり、知っておかなければならない衝撃の事実があります。
それは、「ブランド」は事実ではなく、きわめて主観的な認識であるということ。
先ほども書いたように、ブランドは「他のものと違って、なんかいい。」という感情の蓄積なんですよね。

事実や理屈じゃないんです。

だからどんなにいいものを持っていたとしても、「他のものと違って、なんかいい。」と感じてもらえなければそれは宝の持ち腐れで、残念ながら「価値=ブランド」にはならないのです。

織田裕二さん主演の踊る大捜査線というドラマで有名なセリフがありますよね。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きているんだ!」
これをブランディングに当てはめるなら
「ブランドは会議室で育てるんじゃない。お客様の心の中で育っていくんだ!」という感じです。

そのためには、人やモノやサービスがキラリと輝く場所を見つけることが、とにかく大事なんです。

ブランディングの目的は差別化ではなく、独自化

ブランディングに取り組む目的としては、ビジネスの売上アップのために「差別化したい」「競合よりも一歩抜きん出たい」「自分の考えを貫きたい」など人によって様々ですが、私のブランディングでは「共生」がテーマです。

競争や優劣をつける思考で取り組むと心がギスギスして疲弊しますし、市場としてもパイの奪い合いになってしまい成長がありません。

ですが、「みんな違って、みんないい」という共生をベースとしたブランディングであれば、自然と市場が成長します。

他社(他者)の良さも認め・尊敬しながら、自社(自分)が最も輝く場所=聖域を見つけることができたら、本当に幸せだと思いませんか?

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